至福の料理とおもてなしを堪能する“ホテルガストロノミー(美食)”

1994年に開業して以来、美食家たちが足しげく通い続ける「ウェスティンホテル東京」。なかでも「広東料理 龍天門(以下、龍天門)」は、ラグジュアリーホテルのメインダイニングがフレンチではなく中国料理であることで、美食好きの関心をひいてきました。また、日本で多く見られる上海・北京・四川などをミックスした中国料理ではなく、本格的な広東料理をホテルクオリティーでいただけるので、多くのリピーターを生み出してきました。「本場の味を超えているから、大陸や香港から大金持ちが飛行機で龍天門へ来る」なんて都市伝説まで、まことしやかにささやかれていたことも。
そんな「龍天門」が2018年2月、開業以来初となる大リニューアルを経て再びオープンしました。“龍の宮殿”をイメージした空間は、個性的な門構えとメインホールの天井に広がる龍のモチーフは受け継ぎつつ、中国建築をモダンにアレンジした荘厳なインテリア。ゴールドと紫を基調とし、華やかさと重厚感をあわせもったダイニングに生まれ変わっています。

新しい料理長には和栗邦彦氏が就任し、グランドメニューを一新しました。和栗シェフは、シンガポール料理の経験を挟みながら、ザ・ペニンシュラ東京の「ヘイフンテラス」やザ・リッツ・カールトン大阪の「香桃(シャンタオ)」といった、独創的な広東料理で名高いラグジュアリーホテルで腕を揮(ふる)ってきたバックグラウンドの持ち主。
 
そんな和栗シェフが新しく創り上げたのは「香港と時差のない広東料理」。広東省・広州の広東料理ではなく、現在の香港にフォーカスしてメニューをデザインしたそうです。
 
香港は、英国統治時代から“食の都”といわれてきましたが、ここ最近では、「東アジアのハブとして東西の食文化が行き交っている」「世界のワインが集まるイギリスとのコネクションを生かして、ワイン文化が発達している」といった多くの利点により、その動きがますます加速しています。また、欧米で修業をした若いシェフたちが香港に戻り、世界の最先端の技術と伝統的な広東料理を融合した料理を世界に向けて次々と発信しているのです。

bartender

バーテンダーやカクテルを紹介

0コメント

  • 1000 / 1000